左利きの初心者が、初めてのギターを選ぶ方法、考え方。

目次

世の中のものはほとんど右利き用にできている

 

私は、左利きで、右利きのギターを使うギタリストです。

 

まず、左利きの人間が生きていく上で困るのは、「日常生活上で利き腕とは逆で道具を使っていく必要がある」ことです。世の中の道具は全て右利きを想定して作られています。

当然ですが、ギターもほぼ全て右利き用に作られています。その為、左利きの人間が初めてのギターを選ぶ際には、左利き用のギターを探すところから始まります。

そして、その選択肢の少なさに愕然とすることになります。

左利き用のギターはその数が少なく、好きな色、形を選ぶことが困難なのです。

その為、自由に楽器を選ぶ為には、左利きであっても右利き用のギターを使うほうが、好きな楽器を手にしやすいでしょう。

 

左利きのギターを選ぶメリット

 

左利きのギターを選ぶメリットとはどういったものでしょうか。

スポーツで左利きはその数が少ない為、対戦相手の経験数の違いから、有利になることが多いと言われますが、楽器は誰と競うものでもなく、自分で演奏するものです。

その音色、形において、それが逆になったところで、違いはありません。逆に、ギターの作り手側が、いつもと逆の形にする為に不慣れである可能性すらあります。

楽器としての機能に違いが無いのであれば、

メリットは

「逆向きのギターである」

「左利き用なので弾きやすい」

ことになります。

普通の人と違う向きのギターというのは、目立ちます。多くが見慣れていないので、違和感を感じ、印象に残りやすいことでしょう。

また、ちゃんと左利き用のギターなので、左利きが使いやすいギターであることは間違いありません。

 

しかし、そのメリット以上に、「ギター選びの選択肢の少なさ」というデメリットを抱えます。

 

 

左利きでも、右利き用を使おう

 

左利き用のギターを使っている人は良いと思ったギターに左利き用が無ければ、そのギターを諦めなくてはいけません。

ギターを続けていくのであれば、初心者用のギターをずっと使い続けるのではなく、ギターを変える日がやってきます。そのときに、諦めなければいけないというのは、残念なことです。

自分が好きなギターを買う、ということはギターを続けていく上で大切なことです。その為に、左利きであっても右利き用のギターを使った方が、長くやっていくときのメリットが大きくなります。

私は左利きですが、右利き用のギターを最初から買いました。

弾きにくかったか?と聞かれると、弾きにくかったです。

ただ、それは左利き用のギターを買っても同じだったと思います。コードは押さえられませんし、指は開きません。最初は、右利き用だろうと左利き用だろうと、0からのスタートですから、どちらを選んでも変わらなかったというのが、私の意見です。

 

今も右利き用を使っていますが「左利き用のギターだったらもっと上手く弾けていた」と思ったことはありません。むしろ左利き用のギターを今弾いても上手く弾けません。

それくらい、ちゃんと右利き用のギターを弾けるようになります。

 

その為、ギターを続けていくときに好きなギターを買える環境に自分を置くために、右利き用のギターを選び、練習することをお勧めします。