富山県の福祉制度、その地域格差

 

目次

市が違えば制度も違う

 

福祉制度は基本的には共通のものですが、各市によって、細かな部分が違っています。

 

地域によって、その格差が存在しているのは、本来はあってはいけないことではありますが、現実としては存在しています。

地域によって「ここまではOK」というラインは確実に違ってきています。

 

そこに利用者さんが振り回されてしまうのは、精神保健福祉士としても快くは思ってはいません。

 

不都合が起こるケース

 

市が違うと、制度の判断が少しずれてしまうと

 

同じ事業所に通うAさんとBさんがいたとして

 

富山市に住んでいるAさん

射水市に住んでいるBさん

 

同じ条件の出来事が起きた際に

Aさんは大丈夫だけど、Bさんは認められない

ということが起きてしまうということです。

 

各市の判断に従うしかありませんが、感情論としては不公平だなと思ってしまうのも当然です。

 

 

理想ではあるけれど

 

福祉の世界を、精神保健福祉士の視点から見ると

「多様性」や「個別化」という考え方が大切になります。

 

可能であれば、その利用者さんに合わせて、制度を運用していただくことができればなと考えていますし、

当然ですが、支援者として交渉も行います。

 

ただ、そういったことを簡単に認めてしまうと、収集がつかなくなることも予測されるため、行政の判断は難しいのも理解できます。

 

精神保健福祉士は0か100で物事を考えることはしません。

同じように、少し、「あそび」とも言える部分が制度に組み込まれることを願っています。

 

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