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就労継続支援B型事業所で内職以外の仕事を作る努力
目次
就労継続支援B型事業所として利益を求めるなら
平成30年度の報酬改定で、就労継続支援B型事業所にも工賃の向上を求める流れになってきました。
具体的には「利用者さんに工賃をたくさん支払っている就労継続支援B型事業所にはお金をたくさんあげますよ」という仕組みに変わりました。
私たちも、少ないお金よりはたくさんお金をもらえた方が嬉しいですし、今から仕事内容を作っていける新規参入の就労継続支援B型事業所であれば、可能な限り利用者さんに工賃を出せる体制を作りたいと考えています。
その為には、お金を稼がなくてはいけません。
以前の記事で、多くの就労継続支援B型事業所は内職をしていますが、たくさんお金を稼ぐことは難しいことを書きました。
つまり、利用者さんにたくさん工賃を支払う為には、内職だけをしていては難しいのです。
自主製品の可能性を模索する
私たちは、新規の事業所ですから、認知度、影響力など、一切のものを持っていません。ただの澤田です。
今まで、施設のケースワーカーとして、偉そうな顔をしていた私ですが、ただの澤田は利用者さんの仕事を1つ作るのも苦労します。
施設内では、澤田、有岡さん、瀬川さんが、様々な自主製品を試作しています。
サムネイル写真は澤田が現在試作している製品です。
どれが形となり、どれが残るかはわかりませんが、それでも自分たちで作り、失敗を繰り返していかなければ、製品はできないと考えています。
ギターや、卓球も練習もせずに上達する人はいません。
こういった自主製品も、作る際はつらく、苦しいものですが、試作(練習)なくしては完成などあり得ないものです。
今の私たちは将来的な利益を作るために練習している最中なのです。
また、完成した際にはこちらでご紹介できれば良いなと思っています。
営業活動を続ける
お金を稼ぐ為には、働かなければいけません。
人出が不足している分野に対して「自分たちにその仕事をさせていただけないか」といった営業活動も行っています。
しかし、結果はまったく出ていません。
「障害者?無理だよ」「お断りさせていただきます」
等と言われ、何度も退散してきました。
そもそも福祉職を続けてきて、営業の仕事もしたことがなく、社会の常識も知らない私ですので、この苦労は分かり切っていました。
しかし、ここで自分たちが引き下がれば利用者さんの利益は絶対に生まれませんので諦めることはしません。
・何故断られたのか?→どういう言い方をすれば可能性が上がったのか→その方法でやってみよう
と職員同士で話し合い、実践していっています。
断られたり、心ない言葉を投げつけられたりするのは気分が悪いですが、これも練習だと思い、続けています。
この自主製品と、営業活動が実り、利用者さんの工賃が向上することを目標にしています。
その結果、自分たちの利益にもなるというのも、良い仕組みになったなとは思っています。
実現するのは本当に困難ですが。
今日の1枚
灯油が無くなったので給油をしようとするも、ポンプの使い方がいまいち良くわからない瀬川さん
Nikon D90にて撮影