マニュアル車がオートマ車と比べて優れている点、違い。

 

目次

マニュアル車はすでに廃れている

 

車の免許は、マニュアル車(以下MTと表記)も運転できる免許です。

しかし、中には「オートマ限定(以下ATと表記)」の免許があり、そちらの方が多少安く、現在はAT限定で免許をとる方も増えています。

また、MT車が売れない為、新しく作られる車はATしか無い車が多くなってきました。

現在は数%しかMT車に乗っている人はいないと言われています。

 

これは、スマホ業界で言うならBlackBerryのようなもので、いつ身売りになるのか分からないような状態と似ています。

新車のMT車を探すほうが難しく、MT車が人気と言われているスポーツカーでさえも、50%以上がAT車になっています。

このまま少しずつMT車が無くなっていき、確実にいつかは無くなってしまうでしょう。

 

マニュアル車の優れている点

 

速く走ることができる

MT車と言えばスポーツカーというイメージもあるのでは無いでしょうか。

最近だと、マツダからロードスターが発売されました。

こういった車を格好良いと思うかどうかは、それぞれの感性に委ねられますが、

ガソリンを気にせずに速く走ろうと思ったらMT車が優れています。

 

AT車だと車のコントロール精度や、キックダウンの問題で、コンマ1秒を争うような場面ではMT車に軍配が上がるでしょう。

その為、速く走ることを目的としているスポーツカーはMT車が多くなります。

 

アクセルの踏み間違えによるトラブルが無い

よく、アクセルとブレーキを踏み間違えて、建物に突っ込んでいる車がいます。

「いや、そんなこと自分はしない」

と思われるかもしれませんが、私もある日ぼーっとしていて、踏み間違えたことがあります。

大事には至りませんでしたが、人ごとでは無いと思っています。

 

MT車だと、ブレーキと間違えてアクセルを踏んでいても、クラッチを繋いでいないと車は動かない為、安全に間違えに気づくことが可能です。

この点は、圧倒的にMT車が優れているでしょう。

 

ただ、最新の車は、自動でブレーキを踏んでくれるようになってきているので、この優位性も近々崩れそうですが。

 

 

 

燃費の話はもうできない

昔、MT車乗りの最大の利点に燃費がありました。

AT車とMT車を比べると、MT車が全車種で燃費が上だったのです。

しかし、AT車に代わる技術としてCVTという変速方法が作られました。CVTは、AT車と同じ操作性を持っていて、

更に、このCVTの登場によって車の燃費は飛躍的に向上しました。

 

今現在、カタログスペックでMT車がCVT車より燃費が良いことはありません。

 

つまり、燃費はもう優れていないのです。

 

残ったのは、思い

 

街乗りが中心で、速く走る必要が無い方にとって、MT車はもう必要ありません。

ただただ、操作が面倒な車でしか無いと思います。

 

これをMT車乗りの視点から言うなら

もう「MT車が好き」ということしか言えません。

燃費も悪く、操作が面倒で、これといって取り柄は無いけれど、好きなものは好きなのです。

MT車に乗りたいのです。

こんな車や

こんな車でブンブンしたいのです。(絶対買えませんが)

ちょっと道を踏み外すと

こうなっちゃったりもしますけど

MT車に乗っている自分が好きなのです。

 

「嫌だい嫌だい!僕はこの世の終わりまでMT車に乗ってやるんだい!」

 

といった、そんな子供めいた言い訳を武器に、MT車乗りは今日も意地になっているはずです。

MT車が一番すぐれている点は、乗り手の思いかもしれませんね。

 

 

今日の1枚        

 

利用者さんの為に用意していたお菓子を、気が付いたら1人で全部食べ切った後

「この箱がゴミ箱として有用」

という苦しい言い訳をする瀬川さん

 

Nikon D90にて撮影