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独立後のトラブル対策。知識や経験が代えがたい財産に。
目次
自分事になってくる
会社勤めをしていると、トラブルがあっても会社や上司が何とかしてくれることもあります。
大きなトラブルであっても、会社が何とかしてくれるだろう、と少し他人事に感じるような部分が出てきます。
しかし、独立後はそうはいきません。
全てのトラブルは自分たちで解決するしか無いですし、責任も自分たちでとる必要があり、全ては自分事になってきます。
そうなってくると自分にとって不利益をもたらすトラブルは可能であれば避けたいですし、準備をしておきたいものですが、全てがそうとはいきません。
機材の故障など、会社勤めをしていた際に起きていたトラブルは、独立しても起きるものです。
もちろん、様々な対策はしていますが、特に機材の故障は突然起きてしまいます。
その為に消耗品は予備を用意していますが、大きなものは用意はできません。
トイレが故障
先日はトイレが故障しました。
利用者さんが「トイレの水が流れない」ということで調べてみましたが、タンクに水が溜まらない状態になっていました。
会社勤めであれば、ここで修理業者に連絡するところですが、独立後の私たちにとって、この故障も「自分事」です。
仮に業者に連絡して直ったとしても原因も分かりませんし、また壊れない保証はありません。
仮に故障を繰り返すようなものであるなら、自分たちで原因を考えて、対策するほうが、最終的には金銭的にも経験的にも良いと考え、直してみました。
もちろんスタッフ全員がトイレの仕組みを知らないので、タンク部分を分解して、部品の構造や、何故水が溜まらなくなったのかを検証しました。
時間はかかりましたが、原因を突き止め、部品を交換し、修理できました。
今後、トイレが同じように故障しても自分たちで直せますし、また、仕組みを理解できたので、別のトラブルにも対応できるでしょう。
トラブルは起こってしまうもの
どんなことをしていても、トラブルは起こってしまいます。
自分が予測していなかったトラブルが起きたときは、慌ててしまうものです。
それは私たちも同じですが、「仕方がない、何とかしよう」と考えるようにしています。
独立していることのメリットとして、すぐに対応することができる、というものがあります。
会社であれば、上司に報告して、上司からの指示を受けなければいけませんが、独立していると、個々の判断で動けるわけですから、すぐに対応することが可能です。
起こってしまったトラブルに対して、自分たちがすぐに動き、駄目だったら「諦める」ことができます。
トラブルに対応していると、直感的に「あ、これは駄目だ」と思うことがあります。(今回のトイレは直せそうだと思いました)
これは、経験から得られるもので、
・自転車に傘が絡まってとれなくなった→タイヤが外せる自転車なら直せる。ママチャリなら諦める。
・ギターの音が鳴らない→内部配線なら直せる。PU関連なら諦める。
等、自分が経験していれば、それだけ判断が早くなりますし、結果的に自分の知識に繋がっていきます。
こうした経験も、自分でやってみたからこそ得られるものです。
独立後のメリットとして、会社勤めでは得られない経験があります。
こういったトラブルも、自分自身でしっかりと解決していくことで、知識となり、経験となります。
そして結果として判断力が身についていきます。
これは独立している人間の大きなメリットですので、できるだけ自分でやってみるようにしましょう。
そして、対応できなければ、専門家への相談をすることで、知識が深まっていきます。