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障害者就業・生活支援センターと富山県の就労支援
目次
障害者就業・生活支援センター
障害者就業・生活支援センターという施設があります。
富山県で就労支援の話をする際は、必ずと言って関わっていただかなくてはいけない施設です。
障害者就業・生活支援センターは富山県が行っている
「チャレンジ・トレーニング」事業の事務局を担当しているからです。
就労支援を担当する際、ワーカーは、まずこの事業の組み込みを検討する必要があります。
障がい者雇用は困難
福祉業界に勤めて10年を過ぎようとしていますが
どの時期も、常に障がい者雇用は困難でした。
雇い主の理解、障がい者の能力とのマッチングが難しく、雇用を推進する国からは様々な制度が作られますが
現実は、なかなかお互いが歩み寄ることはできていません。
その形は今後も続いていくでしょうし、大きく変わることは無いと言えます。
障がい者支援の目線から見ると
・障がい者に理解を示す企業は多くの障がい者を雇う
・障がい者に理解を示さない企業は雇おうとはしない
といった2極化が強くあると言えます。
ちょっとしたきっかけで障がい者雇用に積極的になった企業もありますし
逆に、二度と雇いたくないと話される企業も存在しています。
様々な意見があり、様々なとらえ方がある為、就労支援はパターン化が難しく、支援者の腕が問われる部分だと感じています。
チャレンジトレーニング
就労支援が困難な中で、チャレンジトレーニングは支援者が藁にも縋る思いで使える
有用な制度です。
雇い主はお金を支払うこともなく、お試しで障がい者雇用が可能な為、
普通に雇っていただくよりは遥かに敷居が低くなります。
支援者の交渉次第では、今まで使っていただけなかった企業にも入ることが可能になりますし、
就労支援の可能性を広げることができます。
支援者は、支援のパターンとして、このチャレンジトレーニングを使う選択肢を持っておくのが良いでしょう。