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ピロウズのギタリスト「真鍋吉明」さんのギター
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ピロウズのギタリスト真鍋吉明さん
真鍋さんは、the pillows のギタリストです。
私がギターを始めるきっかけになった方で、昔DVDで「1週間でマスター!ハイブリッドレインボウ講座」という楽曲の説明動画は、何度も見ました。
初めてライブに行って、そのギターを見たときは本当に感動しました。
オレンジアンプ、ブルースドライバー、ビッグマフ、あたりが真鍋さんのギターという印象を持っています。
使用ギターがムスタング、ジャグマスターだった頃
ピロウズの歴史は長いので、真鍋さんもギターを何本も変えています。
もっと古くからのファンもいるのですが、私がピロウズを聞き始めた頃は、真鍋さんは、ムスタングやジャグマスターを使用していました。
使用していた時期は1999年から2007年ですので、8年間使用しておられました。
このギターたちは「スチューデントモデル」と呼ばれる、ギターとしては入門用に適しているギターでした。
価格にすると5万~7万くらいになります。
以前は高級なギターを使用していたそうですが、盗難されたことをきっかけに
高級なギターで良い音が出るのは当たり前、プロは、みんなが使っているギターでここまで出来るということを見せたい
と考え、安価な入門モデルを使用することにしたそうです。
当時真鍋さんはジャグマスターも使っていましたが、メインはムスタングでした。
ムスタングはシングルコイルですので、煌びやかな音色を出していました。
使用エフェクターである、ブルースドライバーともマッチングしていましたし、だからこそのビッグマフという選択だったのだと思っていました。
音色が変わった
ところが、CDでのピロウズの音色が大きく変わったタイミングがありました。
高音が特徴のシングルコイルPUの音ではなく、中音域が強調された音色になっていました。
私は、ミックスが変わったのかなと思っていたのですが、雑誌でピロウズをみると、真鍋さんのギターが変わっていました。
サゴ・ニューマテリアルギターという会社が製作したギターでした。
お値段は30万以上。
あぁ、ついにムスタングやめたのかぁ、と思いました。
真鍋さんが当時無名だったギターメーカーに、「君が有名になるまで、このギターを使うよ」と言われたそうで、それは仕方のないことでしたが
当時は残念に思いました。
ムスタングを使っている真鍋さんが好きだったからです。
そこから、ミックスも変わったのだと思いますが、ギターの音づくりにも変化がありました。
シングル→ハムのPUの変化は大きく、ギターサウンドが太い音に変わりました。
音色が
シングルコイル+ブルースドライバー+ビッグマフ
という、ギターの力の無さをエフェクターが補う形だったのが
ハムバッカーの高出力を軸に歪みを足していく
といった作り方に変わったことが、ピロウズの音色変化の1つだと感じています。