ギブソンが経営悪化。ギターが不要なものになっていく。

ガチョックの看板を製作中です。 Nikon D90にて撮影

 

目次

ギブソンが経営危機に直面していると報じられる

 

ギブソンが経営悪化しているとの情報がありました。

ギブソンというのは、大手のギターメーカーです。日本の車業界で例えるなら、トヨタのようなものです。

このメーカーのギターを使っているミュージシャンも多く、有名な方だとBUMP OF CHICKENやB’z、後は「けいおん!」の唯ちゃんもギブソンを使っています。

 

このギブソンですが、7月に約396億円の返済期日が迫っていて、支払えなかった場合に別に約153億円の支払いをしなければいけないとのことです。

「約」をつけていますが、端数すら膨大な金額です。

日本ですと、東京にあったギブソンのショールームも閉鎖されており、事態は深刻ではないかと想像しています。

 

 

ギターの売上が低迷している

 

ギターの売上も、この10年減少していると話題になっていますし、ギターの神様と言われたエリック・クラプトンも

Maybe the guitar is over (ギターはもう、行き着いたんじゃないかな)

と発言しています。

この売上の低迷にあるのがDTMや、そこから生まれるEDMといった音楽が急速に普及してきたことがあると言われています。

これらの音楽はパソコンを使って作られており、ギターの音色もパソコンの中に組み込めば、ギターが弾けなくても、ギターの音を使うことができます。

私自身もDTMを数年前からやっています。

数年前までは「パソコンが出すギターの音が本物と違う」とか言われていましたが、

2018年現在では、「自分で弾くより綺麗に弾ける」状態になっています。

人間が弾くギターと、パソコンが奏でるギターの音の違いで、最後に残されたのは「パソコンが奏でるギターの音は奇麗過ぎて人間味がない」という、ギタリスト最後の言い訳だけになってしまいました。

楽器の世界にもデジタルの波は押し寄せてきていて、便利になった半面、こういった老舗すら、売上を落とすことになっていってしまうのだと、悲しくもあります。

 

人間が作る良さがある

 

パソコンで作る音楽は、綺麗にできますし便利になりました。

それでも私は、人間が作ったものの温かみを感じることが好きです。

私が使っているギターは、ギブソンではありませんが、お世話になっている方にお願いして、作っていただいたものです。

そして、人がギターを弾く、という行為も素敵なものだなと感じています。

 

今日の写真にあるガチョックの看板も、自分たちの手で作ろうとしています。

自己満足ではありますが、自分たちのできることは自分たちでやろうと考えていますし、自分たちで作ったものには思い入れだって生まれます。

今回の看板も、人から見れば不出来なものだと思いますが、一生懸命作ります。

 

そして、出来上がったものに間違っても落書きはしないでください。

絶対に、しないでください。

 

泣いてしまうかもしれません。