射水市の福祉事業所が農業をする難しさ

 

目次

農福連携

 

富山県より、農福連携を進めていくといった通知が来ました。

現在、人出が足りていない農業分野を、就労継続支援B型事業所などと連携してお互いを支えあっていこうといった試みです。

 

思想自体は素晴らしいもので、就労継続支援B型事業所側からみると、内職に比べるとお金を稼げる可能性が上がり、もし連携することができればと考えています。

 

それは良いことだなと考え、ガチョックでは全スタッフで、農業の仕事を作ろうとしましたが

現実はなかなか上手くはいきませんでした。

 

農業側は受け入れたくない

 

農福連携といった通知が来ていたため、射水市内の農業委員さんや、農家、企業さんにも相談に行きましたが、全て断られました。

人手はが足りていないのは事実ですが、就労継続支援B型事業所は不要とのことでした。

 

まだまだ、現実はこんなものだなと感じます。

私たちの営業力が無いのもありますが、「福祉」や「障害者」という言葉は、まだまだ受け入れられるものではなく、時には差別的な意味合いも持たれているのも事実です。

 

そして、就労継続支援B型事業所と農業の連携は新しい挑戦になります。

そういった挑戦は、苦労も伴う為、なかなか一緒にやっていただける方は少ないものです。

 

富山県の方針は「連携」であっても現実はまだまだ課題が多そうです。

 

開き続けること

 

受け入れてもらえないからと言って、あきらめるのももったいないと考えています。

私たち福祉施設は、利用者さんの権利を守るために、やや閉鎖的な部分があります。

 

そして、今までは外部から与えられるのを待っていました。

 

ガチョックは福祉施設ではありますが、そうではなく、自分たちから話をしにいく開かれた場所であり続けようと思っています。

もし、農家さんと連携して、農業をしようと思うなら、自分たちを知っていただき、受け入れてもらえるようにするべきだと考えています。

 

1度やってみて、駄目だったからあきらめるのではなく

「どうすれば、自分たちが望んだことをできるか」

ということを一生懸命考えて、実行していくことが大切です。

 

農業に関しては、すぐには難しいと感じましたが、方法を変え、続けていこうと考えています。