富山県内にある就労継続支援B型事業所の作業内容と実態

作業用の机を用意し、トラックで運搬しました。Nikon D90にて撮影

 

目次

就労継続支援B型事業所は基本的に内職

 

富山県内にある、多くの就労継続支援B型事業所は、主に内職を行っています。

紙袋を作ったり、段ボールの箱を作ったり、印刷物の封入を行ったり、これらは、外部の業者から委託されて行っており、1つの製品に対して、0.1円~10円程度のお金をいただいて、作業をしています。

内職というのは、自宅から離れられない方などが、副業や、収入の足しにする為に行う作業ですが、多くの就労継続支援B型事業所は、これを本業として行っています。

本業として行っているので、多くの人員をかけることができる、内職の専門集団とも言えます。

その為、外部の会社からは「安い値段で仕事をしてくれる」という認識もあり、定期的な仕事をいただくことが可能になっているのですが

その分、作業をしている方々に入ってくる収入も少なく、作業工賃だけでは生活していくことが困難な状況です。

平均工賃は15,000円前後

就労継続支援B型事業所での平均工賃は15,000前後になります。

国が保証している最低の生活である「生活保護」で支給される額、全ての扶助を合わせると100,000円前後であるのに対して、就労継続支援B型事業所に通う方は遥かに低い金額しかもらえないのが現状です。

また、可能な方は、障害年金を受給することで、工賃と合わせて何とか生活していっておられます。

 

この事実に、私たちガチョックも何か対策が必要であると考えています。

国の方向性は「農福連携」ということで、人出が少ない農業を福祉部門と連携して盛り上げていこう、ということを考えています。

私も、概ねその方向は良いと思っていますし、ガチョックの作業として考える価値はあると思っています。

そこに、さらに考えられるのは「自主製品」であったり「オリジナルブランド」になるのではないかとも、現在は考えています。

 

A型事業所の台頭

 

こうした、生活が苦しい利用者さんたちの間で出てきたのがA型の事業所になります。

私たちガチョックがB型になりますが、その違いは、雇用契約を結ぶか否かになります。

A型=雇用契約あり

B型=雇用契約なし

です。

何が違うのかと言うと、雇用契約がある場合は、最低賃金を支払う必要があるということです。(実は絶対ではありません)

なので、同じ時間働いたとしても、収入が変わってくるのです。

A型=60,000円程度

B型=15,000円程度

と、収入に大きな差が生まれる為、多くの方がB型からA型の事業所へ移っていかれました。

 

こういった現状から、就労継続支援B型事業所は、今、「どうやって自分たちの施設を選んでいただくか」ということが大きな課題となっています。

もちろんそれはガチョックにも必要なことで、自分たちの個性や、居心地の良さを作っていく工夫、また、工賃に関してもどうやって上げていくかを考える必要があります。