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精神科における社会的入院、病院の中の世界

     

富山城公園にて Nikon D90にて撮影

社会的入院

 

精神科には社会的入院、という言葉があります。

これは、実際には退院できるのに、受け入れ先が無い為、入院生活を余儀なくされている状態のことです。

 

富山県内の病院にも社会的入院をしている方々は多くおられます。

その方々の退院支援を行うのが、私たち精神保健福祉士の仕事になるのですが、全ての方々に行き届いていないのが現状です。

 

病院は社会と隔絶された世界

 

精神科に入院している時間は、社会とは隔絶された空間です。

朝起きて、夜寝るまでを病院内で過ごします。

 

入院している方にとっては、病院が社会の全てで、その中で人間関係が形成されます。

 

病院内では、看護師によって、食事やおやつ、入浴までを管理されています。

また、外出をする際も許可が必要で、行動の多くが監視、管理されています。

 

私たちが暮らす世界と、病院の中の世界は、その社会が別物となっています。

 

外部からの面会も無い

 

社会的入院となっている方は、受け入れ先が無い方ですので、

親族による面会の頻度も低い方です。

 

そうなってくると、より社会のことを認識する機会が少なくなります。

 

その結果、より私たちの価値観で言う「社会性」は失われていきます。

 

私たちが日常的に使っているATMも、使い方がわからなかったり、

お金という概念に欠如する為、お金の使い方がわからなかったり、

生活を全て、管理されていた為、そういった生きる力が落ちてしまいます。

 

そういった部分を理解し、支援していくのも精神保健福祉士の仕事になります。