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モズライトギターをロックバンドで使う為に
目次
モズライトの音色は?
私はフィルモア製モズライトV-65 リイシューを使用しています。
音色ですが、高音域がなく、のっぺりとした音色です。
これはPUのターン数が12000とシングルコイルにしては
とんでもないターン数を誇っており、普通、シングルコイルだと6000~8000ターン程度ですので
このターン数が音色に影響を与えているものだと思います。このターン数は巻くほど出力は上がりますが、高音域を失っていきます。
つまり、モズライトは、出力が高く、高音域が出にくい。そんなギターです。
モズライトのバンド内での音色管理
ボーカルがいるバンド内での話をします。
ボーカルがいる場合は、ギターはしっかりとボーカルが聞こえるように音色を作る必要があります。
ボーカルの帯域を切りながらも高音域と中音域を大切にしたいところですが
出力の高さもあって、音が前に出すぎて、ギターが「うるさい」と感じることがあります。
更にモズライトは、足りない高音域をアンプ側で持ち上げると
耳に痛くなり、高音域を下げると、ギターらしさがなくなり、今度はベースの邪魔になります。
高音域が弱いため、中低音が目立ち音が非常に前に出てきてしまいます。
これはアンサンブルの中で決して良くない「音が浮いてしまう」状態を作ってしまいます。
モズライトの音作り
モズライトは
①出力が高く
②高音域が出ない
という特徴があります。
その為、バンドで不満無く使う際には
①出力を下げて
②高音域を上げる
という矛盾したことをする必要があります。
残念ですが、「モズライトらしさを失わせる」ことが必要になります。
まずはエフェクターA、もしくはボリュームノブを使い、入力される音量を下げます。
次に、エフェクターBを使いエフェクターBのトーンを上げます。
この動作で、
・出すぎる低音域
・出すぎる中音域
をカットします。しかし、このままでは耳に痛い音になってしまいます。
そこでエフェクターCでトーンを絞ります。
A(ボリュームカット)→B(高音域強調)→C(耳に痛い音を無くす)
の流れでモズライトの「高音域を出しながら、耳に痛くない音」と作ることに成功しました。
こうすることで、アンプに入力する際には、多少は普通のギターのような
音色が手に入ることになります。