利用者さんがケースワーカーと個人的なお付き合いはできるのか。

目次

ケースワーカーとは

ケースワーカーとは、とても広い意味がありますが、一言で言うと「相談支援者」です。

ケースワーカーを利用する方から相談を受け、その問題の解決に向けて、一緒に考え、行動する。そういう職種です。

ガチョックには3名のスタッフがいますが、いずれもケースワーカーになります。

私たちも、利用者さんの為に一生懸命考え、行動します。その結果、利用者さんから信頼され、「個人的なお付き合いがしたい」と言っていただけることがあります。

そういっていただけること、それは、ケースワーカーにとって、本当に嬉しい言葉です。

 

基本的には、してはいけない

しかし、残念なことに、ケースワーカーは可能な限り、個人的なお付き合いを避けなければいけません。

これは、誰に対しても平等に接することが必要だと、私たちは考えているからです。

例えば、この人は好きだから一生懸命支援しよう。この人は嫌いだから何もしないでおこう。等とは、私たちはやりたく無いということです。

少し、極端な例でしたが、個人的なお付き合いをするということは、多少なりとも感情で動いてしまうことあるかもしれません。それは避ける必要があると考えています。

その為、私たちは専門職として、しっかりと支援をする為に、個人的なお付き合いは基本的にはしない。という風に考えています。

 

絶対にしないわけではない

基本的にはしませんが、絶対というわけではありません。私たちは、そういった倫理観の中に生きていはいますが、

例えば、出会い方が違って、個人的な場所でお会いしていたなら友人になると思います。その友人が、その後、利用者さんとして付き合うことになったとしても、友人は友人です。

もしかすれば、これから先、利用者さんがガチョックの職員になることもあるかもしれません。そうなってくると、私は個人的なお付き合いもしていきます。

ケースワーカーだって、同じ人間ですから、出会いや、交流を求めています。

「基本は基本、でもそうじゃないときだってありますよね。」

私たちが考えているのは、それくらいのものです。

 

何かの機会があれば、一緒に飲みに行くことだってあるでしょうし、ガチョック内で飲むこともあるかもしれません。

これは私たちではありませんが、利用者さんとケースワーカーが、ご結婚されたこともあります。それは素敵なことだと思いますし、別に倫理観がどうの、等とは思いません。

個人的なお付き合いも、そのうちあるかもしれない、くらいに思っていても良いのだと思います。

また、ガチョックにいる間は、私たちも1人の人間として存在していますので、良ければ、人と人として、お付き合いをさせていただければ嬉しく思っています。