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ギターを続けるほど、音色の違いが気にならなくなる症状

     

 

ギターの歪み

 

エレキギターと言えば、歪みです。

ギタリストは、その歪みの魔力に取りつかれ、ボーカルの声をかき消し、真空管アンプ教に入信し、エフェクターを買いあさるという道のりを確実に歩んでいます。

 

しかし、トーンの魔術師と言われたEric Johnson

「エフェクターボードの表と裏をどちらを上にするかで音が変わるんだ」

という謎の言葉を残したギタリストですが、

「最近、割とこだわり無くなってきたんだよね」(意訳)

と語っています。

 

突き詰めていけば、そういう拘りも無くなっていくのかもしれません。

 

100%の音色を出すことは不可能

 

ライブや、バンド、録音環境、ギターを弾く環境は変わり続けます。

温度や湿度でも音は変わってしまいます。

 

その都度、完璧な音色を出すことは不可能だと言えます。

 

特に、私たちアマチュアギタリストは、その場所その場所で、使うアンプが変わります。

使うアンプが変わるということは、音色も変わるということです。

 

1つの場所で良い音を作ったとしても、別の場所では機材が違うのですから同じ音を出すことは不可能です。

そう考えてしまうと、音は「妥協ラインを下回らなければ良い」と考えるのが正解です。

 

妥協ラインができる

 

同じ音を作るのが不可能であることが理解できてくると「妥協ライン」を作ることが必要だと考えるようになります。

これが、ギターを長く続けていると「音色への拘りが無くなっていく」ことになります。

 

妥協ラインを下回らないように、音色を作るようになると、音色への異常なこだわりがなくなり、結果として、ギターの音作りが上手くなります。

躊躇なく、不要なものをカットできるからです。

 

そして、視野が広くなり「おおまかに好きな音」を作ることになります。

 

完璧な音ではなく、大まかに良い音、というのが大切です。

 

アンプの設定も少し雑になります。

妥協するようになると

「女の子のボーカルだから邪魔しないようにトレブルを削ってしまおう」

ということが簡単にできてしまいます。

 

本来であれば、ギターもトレブルがほしいのですが、妥協できるので削ることも躊躇がなくなります。

それは、結果として、アンサンブルの中に溶け込める、良いギターサウンドになることでしょう。

 

長く続ければ続けるほど

「完璧は不可能」という考え方に行き着き、特徴的なギターサウンドよりも、オーソドックスなギターサウンド、そして、まぁまぁ良い音なら満足。

という考え方に変わることでしょう。

 

その結果、ギターの音作りが良い意味で雑になっていきます。

 

しかし、それは聞き手にとっては「良い音」である場合が多くあるのも事実です。

 

 

 

 

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